気ままな日記

思い付きや備忘録、資産運用について。人生2度目のブログはいつまで続くか…

持たざる農業

 

「持たざる経営」ってあるけど、

「持たざる農業」って言葉を思いついて、

ググっても出てこなかったのでメモ。

結論から言うと、田舎の放置されている果樹を利用すれば、

持たざる農業が可能になるんじゃないかという思い付き。

 

 

まず問題意識を一つ。

 

うちは田舎で、家の裏が斜面で下に田んぼがあります。

 

で、その斜面、正確に言うと、

うちの斜面の隣の斜面に大きな甘夏の木があります。

 

隣の土地の持ち主は離れた所に住んでいるので、

その甘夏を手入れする人はいません。

 

いませんが、甘夏は丈夫なので毎年大量に実ができます。

すると、その甘夏が下の田んぼやら水路やらに落ちて迷惑がかかる。

 

なので、田んぼの持ち主には甘夏を採るように言われているので、

所有者に承諾をもらって近所のおじさんやうちの親父が毎年甘夏を採っていますが、

一本の木から米袋10袋分と大量に採れます。

 

これは人にあげつつ、甘夏酒、シロップ、ジャムを作ったりします。

 

 

ここで思ったのが、田舎の家には結構こんな感じで手つかずの果樹があるのですが、

放置されている果樹から収穫して、

それを加工して売れば多少金になるし、

その木の周りだけでも年に2回草刈すれば

持主も喜ぶんじゃない?という考えです。

 

これが成り立ちそうなポイントは以下の通り。

 

まず、

1.果樹を放棄することで問題が生じる

 ・落ちた果樹が直接的に迷惑をかける(腐敗、他人の土地に入る)

 ・落ちた果樹が間接的に迷惑をかける(果実を求めて鳥獣がやってくる)

 ・果樹周辺の手入れ不足により、土地が荒れたり害虫が発生

 

で、

2.果樹を手入れすることで前述の問題が解決する。(所有者と周囲の者の利)

3.取り主は、非常に安価に果樹を手に入れることができる。(取り主の利)

4.安価な果樹をもとに加工品を作れば安価に販売できるので、消費者が得をする(消費者の利)

 

こんな感じで、みんなが得をしそうだなーと。

 

 

ただ、問題もある。

 

まず、市場に安価な品が流れるので、きちんと栽培している農家に迷惑がかかる。

また、手がかかっていないということは、品質の保証もされないということ。

 

4で「加工品」を販売と書いたのはそのあたりを意識してみた。甘夏の加工品ってあるのはあるけどあまりメジャーじゃないから、市場で競合しないかなーという考え。

また、加工品にすることによりある程度品質のばらつきもカバーできるかと。

それと、上記のような問題意識~解決までの流れを上手にストーリーにできたら、それを商品の付加価値として販売できるかも。

 

ということで、以上思い付きでした。

いつかやってみたいなー